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アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』3話感想 ルルの正体に関する考察

今日は仕事です。

今回は「勇気爆発バーンブレイバーン」の3話の感想を書いていこうと思います。

bangbravern.com

 

※以降、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

ギャグ多めの承の回でした。というのが最初の感想なのですが、考えてみると、ギャグに紛れていろいろ盛り込んでいるなあと思い至りました。

 

まずブログタイトルの「ルルの正体」。これは見れば大体察しがつくと思いますが、「敵側のロボットの何か」でしょう。

3話冒頭、浜辺のシーンのラストに、亀が粘液に塗れた卵を産むカットが入ります。この「粘液に塗れた卵」と「浜辺に打ち上げられたルル」が似姿になっている点で「敵側のロボットから排出されたもの」を暗示していると解釈することもできるかもしれません。

 

そして面白いのがここからです。この「粘液に塗れた排出物」という点において、「イサミ」と「ルル」を同一視することができるということです。

3話のラストシーンでイサミもブレイバーンから粘液に塗れた状態で排出されます。ここから「イサミ」と「ルル」は同じような存在と解釈することができるのではないでしょうか?

3話のラストシーンは(というより3話全体が)ギャグ多めの構成になっています。これを単純に「ギャグ多めで楽しいな」と見ることもできるでしょうが、もしこれらが伏線だとしたら、どうなるでしょう?

 

ここからは私の妄想ですが、これらのシーンが伏線だとすると、暗示しているのは「ブレイバーンが頭のおかしいテロリスト」ではないかということです。

 

作中でもすでにブレイバーンはおかしな動作をしています。しかし現在のところ「正義の味方」というキャラクターの文脈に沿って解釈しているため、そういうキャラクターとして認識してしまいます。

しかしこれがブレイバーンが本当に「機械」であると考えると、「レーダーをハッキングして自分の名前を表示させる無駄な行為」「無意味な特訓を課す」などの行動は、頭がおかしい(バグっている)と解釈できるかもしれません。

そして今回の3話で暗示されているように「ルル」=「イサミ」と考えるなら、その排出元となる「敵側のロボット」と「ブレイバーン」も同一視することができるかもしれません。つまり「ブレイバーン」と「敵側のロボット」は的同士ではなく、同じ派閥もしくは組織の存在ということです。(事実としてブレイバーンはルルの名前を“知っていました”)

これらよりブレイバーンは「頭のおかしい(バグっている)テロリスト(組織の裏切り者)」という可能性があるように思います。

 

例えば、なんらかの理由(宇宙が滅びるなど)の理由で、地球を滅ぼすしかないと判断した組織があったとします。ここに現在の地球を襲う組織とブレイバーンが所属していたのでしょう。

そして頭がおかしい(バグっている)ブレイバーンが、その組織に反して地球の味方をしている、みたいな筋書きだったとするなら、以降の展開でコペルニクス的転回があるかもしれませんね。

「宇宙が滅んだとしても、正義のためだ! そうだろう、イサミ!!」みたいなブレイバーンのセリフが今後発さられるかもしれません。

このように考えるとタイトルの意味も「勇気爆発(させて頭のおかしいテロリストである)バーンブレイバーン(ブレイバーンを燃やせ)」みたいな、真の敵はブレイバーンだった的な展開も待っているかもですね。

そのような展開があるとすれば、ブレイバーンの頭のおかしさは自己顕示欲に通じているので、それを敵視することで現代性を獲得できるかな、とも考えます。

 

まあ私の妄想ですが。ただ単にギャグという可能性ももちろんございます。ちなみに私の妄想はとてもよく外れますので、そのあたりはご愛嬌でご勘弁くださいね。何はともあれ今後が楽しみになる3話だなと感じました。

 

今回はここまで。

それではまた次回。