Idiot's Delight

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アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』2話に含まれるBL演出の理由

今日は休日でした。

今回はアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』の2話を観たので、その感想を書いていきたいとおもいます。

 

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

2話、面白かったですね。起承転結の承として上手く受けつつも、いろいろ盛り込まれていました。その中でも特に印象的だったのは「BL(ボーイズラブ)演出」です。

 

2話には、以下のようなシーンで「BL」が演出されています。

(1)ブレイバーン(ロボット)がイサミを搭乗させていた時を思い返して熱く語るシーン

→「イサミを俺の中にいれて熱くなった」「操縦桿を上下に動かされるたびに」など明らかに男性同士の性愛的な表現が含まれています。

(2)エンディングテーマのアニメ

→イサミとスミスが登場するのですが、特に意味もなく上半身裸になり、特に意味もなく指を絡めたりします。

 

言ってしまえば過剰とも思える「BL演出」。おそらく過剰すぎて人気が取りづらいレベルのものにななっているかもしれません。なぜこんな演出を入れたのでしょうか。それは「既存ロボットアニメへの批判」ではないでしょうか。

 

上記(1)については「ブレイバーン」というロボットというファンタジーの存在に語らせること。また(2)について背景がセット(最初は雨降る廃墟みたいなシーンなんですが、シーンが進むとそれはセットで二人は舞台の上にいた、と明らかになります)であることなど、BL演出を揶揄しているように見える点に批判性を感じました。

 

ちなみにここで書いている「批判」は、「BL」に向けてではないです。「安易な人気取りのため、BL風味を醸し出している既存のロボットアニメ」に向かって、「やるならこれくらいやれ!」と批判しているように感じるということです。

 

おそらくこれは「まどかマギカ」が「グロ」で「萌え」を批判して革新したように、「バーンブレイバーン」では「過剰なBL」で「BL」を批判して革新を目指しているのではなかろうか。そんなふうに考えると、面白い! と感じる次第です。

 

そのほかにも「バンクシーン即使い回し」「お約束を信じられないブレイバーン(イサミ、来るよな? え、来ないの?)」など既存ロボットアニメの批判が含まれた2話。ここからロボットアニメの革新を果たすことができるのか、目が離せません。

 

今回はここまでです。

それではまた次回。