Idiot's Delight

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アニメ『響け!ユーフォニアム3』1話感想 波乱暗示の新学期

今日はお仕事です。

すっかり暖かくなってきました。

さて今回は今期から始まった『響け!ユーフォニアム3』の感想を書いていこうと思います。

 

※以降ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

波乱を暗示させる新学期

3年生になった久美子たち、今年こそは全国で金を取ろうと意気込みます。絵としては「つつがなく新学期」を迎えているように見えます。しかし久美子のナレーション部では、そんな「絵」とは裏腹に波乱を暗示させるものになっています。「波乱の予感」は以下のような部分に表れています。

  1. 「3年生になって“しまった”」というセリフ
  2. ラストの常套句「次の曲が始まるのです」の演技が苦渋に満ちたものになっている

(1)の「なってしまった」は「本来はそうするべきではないのに」という文章が省略されていることが察せられます。また(2)の「苦渋に満ちた演技」はそれまでの作品に見られない演技であり、ドキりとさせられました。この(1)(2)より「3」のストーリー展開に波乱が潜んでいることが暗示されていると思います。そしてその波乱は(1)より「大きな後悔」という過失性があり、(2)より「久美子の心情によるもの」であることが推測されます。つまりは「大きな後悔を伴う久美子の過失(ミス)」が今後の展開に潜んでいるのでしょう。

 

ライバル登場? 「合奏」の対決が見られる(かも)

具体的にどのような過失なのかを現時点で開示されている情報から推測することは困難です。しかし「何に関連しているのか?」については推測可能と思われます。それはナレーション部ラストの常套句「次の曲が始まるのです」のシーン(1話ラストシーン)に関連したものでしょう。1話のラストシーンは「渡り廊下でユーフォニアムを演奏する少女と久美子が遭遇する」というシーンです。この少女は北宇治とは異なる制服を着用している点で「他校の生徒」と思われます(転校生の可能性もありますが、その可能性は低いと思います)このラストシーンにかぶさるように「苦渋に満ちた常套句」が流されるという構成になっているため、おそらく「久美子の苦渋」はこの「ユーフォニアムを演奏していた他校の女子生徒」に関連するものと推測することが出来ます。そして「他校のユーフォニアム奏者」からこの女子生徒は「他校の吹奏楽部に所属」していることが推測されます。つまりこの女子生徒は久美子のライバルとして登場していると考えるのが妥当だと思います。

仮にこの少女が「久美子のライバル」とした場合、「作画的にも大きなチャレンジ」を行おうとしているのかもしれません。「響け!ユーフォニアム」シリーズは楽器の演奏シーンが「プロが見ても違和感ないレベル」という定評があります。しかしこれまでの作品では「北宇治」の演奏しか作画していません。もしラストの少女が「久美子のライバル」であり、「3」が「ライバルとの対決」を主軸にするなら「ライバル校の合奏」も作画する可能性があります。そうなった場合、今までの「合奏シーン」に「優劣」を含めた作画が必要になり、一段レベルの高い作画になるかもしれません。個人的にここにすごく期待しています。

 

今後の展開予想

上記のような点を踏まえて個人的な今後の展開を以下のように予想します。

「久美子たち北宇治吹奏楽部は地区予選で敗退する」

1話時点での久美子が有する理想は「全国大会で金賞を獲得する」です。ナレーション部で暗示されている「波乱」はこの「理想」を妨げるものでしょう。今までの作品でも部内の「波乱」はあり、それは久美子も経験済みですので、ナレーションから滲み出る「大きな後悔」に紐づくものではないと思います。そして「ラストシーンの少女」が久美子のライバルであり「3」で対決が主軸になるのであれば、今まで久美子が経験していない「波乱」としてナレーション部で表現される後悔に付合するものと思われます。そして「対決」に関連した「後悔」は「敗北」でしょう。

「ラストシーンの少女」が北宇治に来訪している点にて、「近隣学校の生徒」であることが推測できます。(「はじめの一歩」の千堂のように大阪〜東京間を移動している可能性もありますが、それは本作のリアリティラインを逸脱するようにも思われますので、おそらくは違うでしょう)そして1年生で「全国大会」、2年生で「府大会」敗退している久美子が、「近隣学校生徒」との「対決」で「今までにない後悔」を覚えるのだとしたら「地区大会敗退」もありうるのではないかと予想した次第です。

かなり思い切った展開ですが、実現するとしたらワクワクします。しかし「勇気爆発バーンブレイバーン」で露呈した通り私の予想は当てになりません。「当たらずも八景」の心持ちにて何卒よろしくお願いします。

 

以上、1話感想(予想)でした。

 

今回はここまで

全話感想は書きません。

それではまた次回。