Idiot's Delight

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ゲーム『PowerWash Simulator』感想 虚飾を排した没入感が魅力

今日は休日です。

今回は『PowerWash Simulator』というゲームの感想を書いていこうと思います。

store.playstation.com

このゲームは高圧洗浄機で汚れを落とす、それだけといえばそれだけのゲームです。汚れを見つけたら洗浄液をかけるだけ。BGMもありません。

 

しかし、それが面白い。

すごいなと思うところは、この作品のゲーム性の出し方です。

 

やはりゲームとしては「時間制限を設定して」ゲーム性を演出したり、「盛り上がるBGMをかけて」ユーザーの気持ちを高揚したりと、いろいろやりたくなるものだと思います。

 

ただ本作では、そういうことをしていません。

ゲーム性を出すのは、洗浄対象の「範囲」と「構造」くらいに留めて、本当に洗浄するだけのゲームとして仕上げている、その割り切り方が素晴らしいと思います。

 

先述の時間制限やBGMなどは、このゲームにおいては虚飾的とも言えるかもしれません。その虚飾を排したからこそ生まれる没入感こそが本作の魅力だと感じました。

 

ただプレイを始めるとやめ時を見失う没入感がありますので、プレイされる際はご注意ください。(時間という概念が意識外に消え去ります)

 

今回はここまで。

それではまた次回。