Idiot's Delight

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マンガ「ジャンプ新刊」感想まとめ

今日もお仕事です。

月初めのお楽しみ、ジャンプコミックスが発売されました。

今回は「ジャンプコミックス新刊」の感想を書いていこうと思います。

私が購入したのは以下の3作品。いずれも電子書籍版です。

 

※以降、「呪術廻戦 26巻」「チェンソーマン 17巻」「血界戦線 Beat 3 Peat 2巻」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

呪術廻戦(26)

「強力無比な師匠バディ」もの(「ヒカルの碁」や「僕のヒーローアカデミア」など)で考えなくてはいけない「師匠どうするか問題」、それに直面した26巻でした。

師匠のキャラクターを維持するため、幕引きまで師匠を持ち上げすぎると、師匠不在後の補完が困難になるという問題がありますが、呪術廻戦では「あっさり幕引き」を選択することで以降の物語を盛りあげていこうという意欲を感じました。もちろん人気キャラクターを「あっさり」処理するのは非常にリスキーでもありますが、個人的には新たな挑戦として好みです。この選択が吉と出るか、凶と出るか。続きが楽しみ。

 

チェンソーマン(17)

「一部の方が面白かった」問題を引きずってますね。個人的に「チェンソーマン」の「二部がいまいち」はお笑い芸人「小島よしお」さんで考えるとわかりやすいと思います。「小島よしお」さんの面白いところは、その「ギャグ(おっぱっぴー)」です。一部では、「そんなの関係ねえ!」から「おっぱっぴー」の流れが気持ち良く組み込まれていました。ラストらへんは少しストーリー重視になったものの、「苦悩しながらギャグする小島よしお」くらいのバランスに収まっていたように思います。この作品で小島よしおのギャグにあたるのは「チェンソーマンの活躍」です。

しかし二部から「ギャグをせずに苦悩する小島よしお」レベルでストーリー重視になっており、そのあたりで「二部がいまいち」という感想に結びついているのだと思います。

ただ17巻ラストらへんでは「吹っ切れてギャグする小島よしお」みたいな流れになってきましたので、続きは期待できるかもしれません。

 

血界戦線 Beat 3 Peat(2)

超王道マンガ、とても面白い。「王道」と「陳腐(ありきたり)」は紙一重ですが、圧倒的なアイデアで斬新さを維持しているのが素晴らしい、とても面白い。少年マンガの極北の一つだと思います、とても面白い。膝降りたくなるような絶望の淵で足の小指一本で踏ん張りながら、日常という輪舞(ロンド)を絶やさないのが圧倒的な人間讃歌であり、少年マンガしているなと感じます(苦境で頑張るはロマンですね)、とても面白い。

 

以上、新刊感想でした。

 

今回はここまで。

今回の新刊の中では「血界戦線 Beat 3 Peat(2)」が一番好きです、とても面白い。

それではまた次回。