今日はお休み。今回は日記です。
今日から公開された映画「オッペンハイマー」を観てきました。
※事前公開情報以外の内容には触れませんが、以下に感想書いていきますのでご注意ください。
感想は「思っていたよりもおもしろい」です。
「テネッツ」の前科から、もっと小難しい話になっている危惧がありましたが、杞憂でした。
なんと意外にも「エンタメ作品」として仕上がっています。
もちろん「コメディ」や「アクション」というわけではありません。
ここで書いている「エンタメ」とは「みんながわかる」という意味で使っています。
すごいのはキャラクターの介入なしに「苦悩」を「エンタメ」にしていること。
「苦悩」などのネガティブな感情は普通のエンタメ作品では矮小化して誤魔化しがちです。
(ヒーローエンタメでわざわざ「被害にあった市民の苦悩」を取り上げない)
そして「苦悩」をエンタメとして取り上げる場合、魅力的な登場人物への共感として取り上げます。
(おじさんが自分のせいで死んでしまったスパイダーマン!)
しかし本作では「苦悩」は矮小化していませんし、登場人物も「ヒーロー」として描いていません。
それでも、思わず声が出そうになるほどの「押し寄せてくる苦悩」が「みただけでわかる」形で描かれているのです。
しかもそれが「現代の私たちの苦悩」なのです。
この点に痺れました。
どのように描かれているか? どのような苦悩なのか?
それは劇場でご確認ください。
私は「ドルビー」で観たのですが、「ドルビーで大正解」でした。
もし都合があうようなら「ドルビーでの視聴」がおすすめです。
今回はここまで。それではまた次回。